『お礼とお願い』1981年3月 卓球ジャーナル「発行人から」より-荻村伊智朗

お礼とお願い

卓球の雑誌に定期的に原稿を書きはじめてから24年になります。はじめは卓球レポート。6ページの創刊号から「中高生指導講座」を連載しました。

「一メーカーがやるべきものではないかもしれないが、卓球協会はやらないし、球界からは情報を熱望する声があるのでやりたい。強力してほしい。卓球協会がやればいつでも私はやめてもいい」という田舛さんの意気込みに感じたのでした。

「卓球の本はもらうものだ、と思われている。20円でよいからお金を払ってもらえる価値のある雑誌にしたい」と田舛さんがいわれたのも印象にのこっています。

そのご10年、自分じしんの意見を述べる雑誌として卓球ジャーナルを発行し、多くの方々からご支持をいただいてきました。

卓球界をみますと、ニッタクニュース、ヤサカグラフ、TSPトピックス、卓球レポートと四種のメーカーPR誌がそれぞれ発展して華やかさをきそっているこの頃です。

ひるがえって私じしんは今年度より日本卓球協会の専務理事という大任をお引きうけし、またそれにより、自身の卓球発展への抱負経綸(ほうふけいりん)は専務理事として民主的なルールを踏まえて実現もできる立場になりました。

そして、いよいよこの3月から未組織人口の組織化、卓球協会のもっているオリジナルで質の高い情報の会員への早い提供、をめざして日本卓球協会の月刊機関誌『卓球日本』をはじめることになりました。

発行代理店と卓球協会のとの約束は3年間。1983年の世界選手権大会を機会に、私たちの愛好する卓球のステータスを更にもりあげるねらいもあります。

しばらくはそれに精力を注がねばなりません。創刊以来、熱烈な愛読者の皆さまにはまことに申しわけありませんが、これから3年間は年2回(または3回)のオピニオンリーダーむけ限定部数雑誌として体裁と内容を一新してつづけます。

 

おわりに、特にお礼を申しあげたいのは、創刊以来広告スポンサーとして応援してくださいました日本卓球株式会社と向原社長、TSP社と鈴木社長、株式会社ヤサカと北林社長、三栄商会と三浦社長、唐橋卓球と唐橋社長、光洋産業株式会社、YSP社、アームストロング社、ダイセル化学工業株式会社、国際卓球、コスギ卓球、ラボールなどの皆さまです。

皆さまのご支援なしには卓球ジャーナルをこのような価格で読者のお手もとに届けることはできなかったでしょう。

それでは6月発行の新装卓球ジャーナルでまたおめにかかります。皆さまの変らぬご支援を編集人の藤井基男さんともどもお願いいたします。

1981年3月

荻村伊智朗(世界選手権12回獲得者)

1981.3.お礼とお願い

 

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