1954年(昭和29年)22歳
第21回世界選手権ロンドン大会に初出場
男子団体:優勝(荻村・富田・田舛・川井)
男子シングルス:優勝(決勝:フリスベルグ)
男子ダブルス:3位(パートナー:富田)
※男子シングルス決勝の相手フリスベルグと
- 5月、フランスオープン(パリ)、男子シングルス優勝(決勝:シド)、男子ダブルス(富田)優勝
- 7月、台中市国際トーナメント、男子シングルス(決勝:田中)優勝
- 8月、アキレス腱損傷6か月休養・速攻からオールラウンドに
- 11月~12月、スウェーデンの招きで単身渡欧
- ユーゴ、西ドイツ、オーストリア、デンマーク、スウェーデンを転戦
- コペンハーゲン国際リーグ戦などで優勝
- 荻村の選手としての活動を支援する目的で、武蔵野卓球場に集まる有志で「青卓会」が設立される(会長:上原功三)
- 54年度 朝日賞受賞
1955年(昭和30年)23歳
- 1月、肝硬変を患い約3年間食事療法
第22回世界選手権 ユトレヒト大会
男子団体:優勝(荻村・富田・田舛・田中)
男子ダブルス:3位(パートナー:富田)
- 都市対抗優勝・単複全勝
- 関東大学リーグ優勝・単複10戦全勝(監督・矢尾板氏 パートナー:笠原)
- 東日本学生選手権大会・男子シングルス優勝(決勝:野平)
- 55年度朝日賞受賞
1956年(昭和31年)24歳
- 日大を卒業
- 三洋繊維に入社
第23回世界選手権 東京大会で団体3連覇
男子団体:優勝(荻村・田中・富田・角田)
男子シングルス:優勝(決勝:田中利明)
男子ダブルス:優勝(パートナー:富田芳雄)
3冠を獲得
全日本選手権大会、男子ダブルス(田中利明)・混合ダブルス(大川とみ)優勝、男子シングルス3位
- 荻村伊智朗卒業作品「日本の卓球」イタリア国際スポーツ短編映画コンクールで銀賞
- 56年度朝日賞受賞
1957年(昭和32年)25歳
第24回世界選手権ストックホルム大会 団体4連覇
男子団体:優勝(荻村・田中・角田・宮田)
混合ダブルス:優勝(パートナー:江口冨士枝)
男子シングルス:2位(決勝:田中利明)
男子ダブルス:2位(パートナー:田中利明)
- 5月7日、森田時美と結婚
- 57年度朝日賞受賞
1958年(昭和33年)26歳
<アジア競技大会(東京)>
・混合ダブルス優勝(パートナー:江口冨士枝)
・男子団体2位
・男子シングルス3位
- 8月1日、長女直実誕生(現姓陶山)
1959年(昭和34年)27歳
第25回世界選手権ドルトムント大会
男子団体:優勝(5連覇)(荻村・村上・星野・成田)
男子ダブルス:優勝(パートナー:村上輝夫)
混合ダブルス:優勝(パートナー:江口冨士枝)
男子シングルス:3位
- 全英オープン、単・複(村上輝夫)優勝
- 5月、裏ソフトに転向
- 全日本軟式、男子シングルス・混合ダブルス(大川とみ)優勝
- 全日本硬式、シングルス2位(決勝:渋谷五郎)
- 12月、招かれて約半年、スウェーデンでコーチ活動
- 中高校生指導講座を卓球レポートに連載開始
- 59年度朝日賞受賞
※スウェーデンに渡った荻村伊智朗
1960年(昭和35年)28歳
- 10月3日、長男一晃誕生
- 全日本軟式、混合ダブルス(大川とみ)優勝
- 全日本硬式、シングルス2位(決勝:星野信彌)
<第4回アジア選手権ボンベイ大会>
・男子団体:優勝(荻村・村上・星野・渋谷)
・男子シングルス:優勝(決勝:李国定)
・男子ダブルス:優勝(パートナー:村上輝夫)
・混合ダブルス:優勝(パートナー:松崎キミ代)
※日本は7種目完全優勝。荻村は4冠獲得
1961年(昭和36)29歳
第26回世界選手権 北京大会
混合ダブルス:優勝(パートナー:松崎キミ代)
男子団体:2位(決勝:中国)
※日本代表選手団と中国の周恩来総理
- 全日本軟式(豊岡市)、シングルス優勝
- 61年度朝日賞受賞
1962年(昭和37年)30歳
- 1~4月、スウェーデン卓球協会の招きによりコーチとして滞在
<第4回アジア競技大会(ジャカルタ)>
・男子団体:優勝(荻村・木村・三木・小中)
・混合ダブルス:優勝(パートナー:松崎)
・男子シングルス:2位(決勝:三木圭一)
※日本は7種目完全優勝
- 周恩来首相の招きで訪中、各地で指導・交流
1963年(昭和38年)31歳
<第6回アジア選手権マニラ大会>
団体優勝(荻村・三木・福島・高橋)
※日本は9種目完全優勝
第27回世界選手権 プラハ大会
男子団体:2位(荻村・木村・三木・小中)(決勝:中国 荘・徐張)
男子シングルス:ベスト8
※荻村初めて無冠
- コーチとして北欧4国・西ドイツに10週間滞在
- 『中高校生指導講座Ⅰ』(卓球レポート)出版
1964年(昭和39年)32歳
- 11月19日、二女晃子誕生(現姓大和)
1965年(昭和40年)33歳
第28回世界選手権 リュブリアナ大会
男子団体:2位
この後現役を退く